だんなが横暴だ理不尽だ、子供は言うことを聞かず、お姑さんは腹が立つと、月に何度も電話で泣いてくる友達がいました。

話を聞いて同情したり、経験談を話してなだめたり、時には叱咤激励したりと、その時自分にできることをしていました。

けれど、3年経っても、5年経っても、その友達と友達の話に出てくる人たちとの関係は良くなってるようには思えませんでした。

こうして話す1時間、2時間になんの意味があるんだろう?
私は友達の役に立てているのかな?
哀しくなりました。
話の聞き方が良くないのかな。
友達の日常がもっと和やかになるために
できることはないのかな。

そんなことを思いながら、ネットで見つけたのが「実践心理学講座」

何年も続く友達との状況を「何か」変えるきっかけにしたくて、

『ヒントでも見つかれば儲けもの』
くらいの気持ちで参加しました。

講師自らの経験談を呼び水に、
人の心のカラクリが簡単にわかり易く話され、

『あ〜、だからこうなるのかな。』
『こういう見方があるんだな。』
『今度はこんな風にしてみたら良いのかも』

そんなことがジワジワわかるような講座でした。

頼る人、頼られる人、頼らず一人で頑張る人、
支える人、支えられる人、一人で自立しようと模索する人、

そんな様々な立場の参加者の、それぞれのできごとや思いを、講座中や、講座後にも聴くことができます。

初めて会った知らない方の知らないことを聴いていると、不思議と自分ってこうなんだなぁと自分のことが見えてくるのです。

毎回、何かが見つかりました。

見つけたことを友達の悩み話の中に生かしていくと、ずっと変わらないと思っていた友達との時間も違うものになってきました。

そして、「”これ”で良いんだなぁ」が見えてくるのです。

今も友達からの電話はあって、夫婦ゲンカや子供の悩みの話もするけれど、
それ以上に家庭内の楽しい話題が増えました。

更にもう少し経てば、友達自身のやりたいこと、なりたい自分の話も出てくるのではないかな。

そんな期待に心が笑顔になる。

それが実践心理学講座の魅力の1つです。