こんにちは。スタッフの居城依子です。

ここ最近ずっと寒い日が続いていますね。
日本で一年を通して 一番寒い月は1月だそうです。まさに今がピークですね。
我が家には炬燵がありませんが、これだけ寒い日が続くと、あったか〜い炬燵に入ってぬくぬくしたいな〜なんてよく思います。

先日、炬燵ではありませんが、心がほっとあたたまる出来事がありました。

私の仕事場は、駅から10分ほど歩くのですが、その日も朝からすごく寒い日でした。
寒いのが苦手な私は、ダウンジャケットにしっかり身を包み、左右のポケットには両手をすっぽり入れ、少しでも寒さを感じないように サッサと いつもの道を歩いていました。

閑静な住宅が並ぶ道を抜け、車がそこそこ行き交う市道に出て歩道を歩いていると、前方50メートル先で道路工事をしているのが見えました。

でも、通行誘導をしている人が見えたので、その道を避けることもなく工事現場のほうに向かってテクテクと歩いて行きました。

工事現場にさしかかったので、さっさと通ってしまおう思った私は、顔は下向き加減に、足を若干早めて、淡々とした様子で通り過ぎようとしました(たぶん)。

その時、右斜め前方から 声がしました。
ゆっくり丁寧で、しかもはっきりした声で
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。こちらをどうぞお歩きください。」

その声でふと我に返って顔を上げると、すぐ目の前で交通誘導の紺の制服を着た男性が立っていました。
白髪頭で、70手前くらいに見えました。その交通誘導の人が、私に向かって 深々と頭を下げながら、左手は歩ける道のほうへと指し示してくれていました。

あまりにも丁寧だったので、思わず私も頭を下げて そこを通り過ぎました。

 

たったそれだけの出来事でした。
たまたまそこを通った私に対して してくれたほんの些細な気遣いが、私の心を温かくしてくれました。
仕事場に着いてからてからも、なんだかその余韻に浸っていました。きっとその時の私は、いつもよりちょっと穏やかな気持ちでいたのではないかなと思います。

 

どんなに些細なことであっても、どんなにさり気ないことであっても、相手を心から大事にする気持ち、心から気遣う気持ちは ちゃんと相手に伝わります。

聴き方にしても、相手のことを大事にする聴き方があります。声のかけ方にしてもそうです。

それができると、あなたの大切な人との間に より信頼関係が生まれ、お互い幸せな気持ちになれます。

 

実践心理学講座では、大切な人との信頼関係をつくるためのヒントをお伝えしています。
あなたも自分のために、大切な人のために、是非、実践してみてください!