【傾聴】耳で聴き・目で聴き・身体で聴き・こころで聴く
耳から伝わるメッセージを聴く(傾聴の初歩)
言葉・抑揚・声の震えや間(ま)など耳から入ってくるメッセージをじっくりと聴く。言葉をただメモしただけでは削除されてしまう「言い方」を耳を使って良く聴く。「大丈夫だよ」と言う声の響きがはたしてそうだっただろうか?不安そうな響きは無かったか?
目から入ってくるメッセージを聴く(傾聴の入門者)
人は言葉を発しながらさまざまな仕草をする。傾聴をよりレベルアップするには目で聴く。上を見たら同じように上を眺めてみる。胸に手を当てているのに気がつく。目が潤んでいる事を見抜く。目の奥のほうで何が起きているのかを目で聴く。
身体の感覚から入ってくるメッセージを聴く(特殊な傾聴)
介護や医療などでは相手の身体に触れる事も少なくない。そんな時の力強さや温かさ、こわばり、しなやかさなどにメッセージが現れる事もある。身体の感覚からもメッセージを聴き分ける事ができる。これも傾聴と言えます。
こころからのメッセージを聴く(一般的な傾聴)
それらを総合して、その人のこころが何を伝えてくれようとしているのかを聴く。こころを聴くのが傾聴です。