ショートカウンセリング
ショートカウンセリングのコツ
カウンセリングは情報の整理や知識的なものではなく、「こころ」を扱うものなので、どんなキーワードからでも「こころ」にアクセスする事ができれば、カウンセリングを成立させる事はできます。逆に情報ばかり集めても「こころ」が動かなければカウンセリングは成立しないのです。ショートカウンセリングの技術があれば、ラポールも5分で充分に成立させる事ができます。
ショートカウンセリングとセールス心理
セールスマンは短時間で人の心を動かします。これはある意味でショートカウンセリング的であると言えます。いわゆる文学部の心理学科の心理学を使うよりも飛び込み営業の営業マンが使う生きた心理学を使うほうがうまく行く事が良くあります。
カウンセラーの存在感とショートカウンセリング
カウンセラーが何者であるかによって、カウンセリングの進み具合、効果が全く変わってきます。頼りないカウンセラーが結果を出すには数ヶ月かかりますが、大きな存在で包み込むようなカウンセラーならばすぐに結果を出す事もできます。「誰がやるか」は非常に重要なファクターなのです。
ブリーフセラピー
存在や「こころ」の動かし方ができる前提ではブリーフセラピーは非常に有効です。特にカウンセリングの前半に動きを出したい時には効果を発揮します。ブリーフセラピーを適用すると多くの場合、モチベーションが一時的に向上しますが持続性がありません。ブリーフセラピーで楔を打ったあとにより長期にわたっての変化に繋げるかが次のポイントになります。ブリーフセラピーはロジカルになってしまう事も良くあります。そうなってしまうと「頭ではわかったんだけれど・・・」という事になってしまいます。例えば、フォーカシングそんなロジカルな脳の活動を低下させ、ゆっくりと曖昧なコミュニケーションを誘う事でより深い変化へと導きます。あるいは統合などベースとなる信念を切り替えるようなワークを使うとブリーフセラピーの欠点を補う事ができます。