ノルアドレナリンの特徴
闘争か逃走か?(外敵に会った時にノルアドレナリン)
ノルアドレナリンは神経伝達物質のひとつです。ノルアドレナリンは一番よく使われる、分泌される物質で外部からストレスを受けた時に活発になります。オオカミやクマに遭遇した時に「闘争」するか「逃走」するかを瞬時に判断し実行する役割があります。ストレスの種類がオオカミやクマなら良いのですが、現代では人間関係や仕事のストレスなどがそれにあたり、「闘争も逃走もできない」ということにこの物質の難しさがあります。
ノルアドレナリンが分泌されないと
ノルアドレナリンが不足したり、分泌するのが難しい人は外部からの危険信号、ストレスに対して反応が悪くなります。いわゆるうつ病などでいう無気力状態です。仕事のノルマがこなせていないのに頑張れない。このままでは破綻してしまうことはわかっているのに気合が入らない。夏休みの宿題が9月になってもできない。そんな風になります。
ノルアドレナリンが過剰だと
ノルアドレナリンが過剰な場合にも問題があります。血圧や神経が昂ぶった状態がつづくので躁状態を引き起こす原因となってしまいます。ノルアドレナリンの分泌量が適正だとバランスのとれた生活を送ることができます。
実践心理学講座では
講義の中に「ノルアドレナリン」と「ドーパミン」の神経系に刺激がいくような工夫があります。多くの参加者が「モチベーションが上がった」「今日から頑張ってみようと思います」という感想になるのはそのためです。