今を生きている楽しさ
一人の寮生活
高校生のころ、私には友達がいませんでした。
本当に1人もいませんでした。
地元を離れ、北海道の寮がある高校だったので、余計に孤独でした。(これだけ書けば、分かる人にはどの高校かはすぐにバレるとは思いますが……)
いじめは覚悟していましたが、無視されるというのもそれなりに辛いものです。
ましてや、寮生活です。学校での人間関係は、そのまま寮にも持ち込まれ、逃げ場がありません。
しかも田舎なので、気晴らしの手段も限られている上に制限つき。正直、死にたいとなんども思いました。それでも、どれだけ無視されようと悪口を言われようと、私は最後まで彼らと友達になりたいと思っていたし、今も思っています。悪いのはすべて、無口でコミュ障な私だからです。
楽しみはどこにでもある
それでも少しばかり、生きていてよかったと思う瞬間はありました。たとえば、卵かけご飯にふりかけをかけると、しょうゆ無しでも美味しく食べられる、とか。
あるいは、とんびに私が食べられない菓子パンをあげると、すぐに持って行って食べたとか。
山に1人で登って、雪うさぎを見たこともあります。クマのものかもしれない、大きな足跡も。
生きていてよかった、と思う瞬間は、探そうと思えば日常の中にあると思います。暗闇に閉ざされた生活でも、時間が解決してくれることもあります。
私の場合、高校卒業後は進学して、今のパートナーと出会いました。無事二人とも卒業できたら、結婚するつもりです。
人生は、何があるかは分かりません。それは私もあなたも同じことです。今が最低ならラッキーです。もうどっちに転んだって、幸せになるしかないのですから。
オリンピック観戦
先日からリオオリンピックが開催されましたね。早速、いくつかメダルも取れているようで応援していても力が入ります。
さて、このリオですが、治安が問題視されていて、選手によっては不参加を決めている人もいます。
リオで暮らしている人はこのような治安の中で人生に絶望して、毎日を悲しく生きているでしょうか。
映像を見る限り、みんながみんな絶望を抱えていそうというわけではなさそうです。
それでも、ここまで問題になる治安ということは、知り合いはひょっとしたらつらい思いをしたり、本人もひょっとしたらつらい思いはたくさんしていると思います。
そんな中でもリオの人は毎日、小さな楽しみを見つけて生きているのではないでしょうか。
油断すれば死すらありえる世界の人ですら、楽しみは見つけられる。
それならば、日本にいればもっと楽しみは見つけられそうです。それこそ、オリンピックの選手の活躍は元気をもらえる楽しみですね。
もし、誰かと一緒にその楽しみを共有したければ、誰かに少し話しかけてみてください。
きっと今までにはなかった人間関係が始まります。その選択肢の中に、実践心理学講座があることを頭の片隅に置いておいてください。