急性肝炎と生きる意味
つらかったからこそわかる生きる意味
26歳の時、急性肝炎になりました。
前日までは元気で昼食にはお寿司、夕食にはチーズフォンデュを食べに行っていたほどです。朝、目覚めると体がだるくて動けないのです。おまけに胸焼けがして気分が悪くて仕方がない。
とても、仕事ができるような状態ではなかったので会社に電話しようとしても、ただだるくて気分が悪いというのはサボりのような気がして気が引けたのですが、起き上がるのさえままならない状態だったので、状況を上長に報告し会社を休み、近くの内科に行きました。
食べ過ぎで具合が悪くなったと思っていたので内科の先生に「昨日、チーズフォンデュを食べたせいでしょうか?」と確認したところ「そんな単純なものじゃない。」と言ってすぐ血液検査をしました。
結果は最悪で、通常の人の3000倍の悪い数値で即入院となりました。
入院してからも状態が良くなるどころか悪くなるばかりで、立ち上がるとすぐ倒れてしまい、泡を吹いたこともあったので自分でも「もうダメかも」と思うほどでした。
両親が個室に呼ばれたときは、覚悟を決めました。そうすると、健康であることが当たり前だった日々がなんと貴重な時間だったことかと気づきました。
歳も若かったので、結婚もしたかったしやりたいこともたくさんありました。悔しくて夜な夜な涙を流しました。苦しい入院生活は3か月続きましたが、徐々に肝臓の数値も良くなり無事退院し、仕事に復帰しました。
それからは、拾い物の人生と思うようになりました。おかげで今はしあわせです。健康であることがいかに大切であるかということを身を以て知ることができたことは、苦しくて大変な体験だったけれどもいい人生経験になったと思っています。生きたくてもそうできない人はたくさんいます。そういった人たちのことを考えればおのずと生きていく意味は見つかるのではないでしょうか。
メンタル不全と生きていく意味
メンタル不全を抱えると、一時は確かにフルタイムで働くことが難しくなったりしてありとあらゆることがつらくなります。しかし、つらい時期があったからこそ、自分の本当の感情と向き合うことができるようにもなります。
楽しいって?寂しいって?疲れるって?
そんなことすら意外と自覚しないで成長してきてしまっている人もいます。メンタル不全というのはそういった感情たちがあなたに気づいてほしいとメッセージを訴えてきているともいえます。
実践心理学講座ではそんな心の声に耳を傾けられる人がたくさんいます。
たまには自分の心の声を聞いてみる時間を作りに実践心理学講座に参加してみてはいかがでしょうか。