猫みたいな生き方
猫と私の心理
生きている意味が分からないとか、そもそも前提が間違っていたと、猫と暮らし始めた今、私はそう思います。
よくアニマルセラピーとか言いますが猫と暮らしたり、その姿を観察する事は、可愛い姿からの癒しだけでなく、
生き方そのものを学べるような気がしています。
そもそも私が行き辛い、生きている意味がわからないなんて事を思うようになったのは、
周りと比較して自分が劣っていると思い込んだり、
誰かに怒られて萎縮し、自分の好きなように生きられなくなっていたり、
そうこうするうちに何が好きなのか、何がしたいのか、すらわからなくなっていったからだと思います。
猫を見てあがる自己肯定感
ある大雨の春に、庭先で震えている子猫を見つけ、しばらく保護するつもりでうちにおいていたのですが、
手放す気になれず、そのままペットとして飼い始めました。
子猫のうちは世話をするのが大変でしたが、猫もだいぶ大きくなり、お互いあまり生活に干渉しなくなって、
本当に同居人といった感じで暮らすようになった今、ふとその立ち振る舞いなどを改めて観察してみると、
何て好き勝手に生きているんだろう、寝ていて当たり前。何もしなくても可愛がられて当たり前。
人間のように、頑張らないと愛されないとか、芸をしないとごはんがもらえないとか、そんなことは微塵も思っていないのです。
そして気に入らない時に触られようものなら猫パンチ。
人間もこれでいいのではないかと思うようになり、私はそれからというもの、猫的に生きる事にしてみました。
始めは少し勇気がいったのですが、気が乗らない事は断るとか、好きな事に没頭する、とか、
そういったシンプルな生き方を当たり前にしてみたのです。
そうすると、生きている意味がわからないなんて言葉は出てこなくなりました。
生きている意味は猫が教えてくれました。生きている意味は生きているという事だったのです。
そこに何かしなきゃ、とか、頑張らなきゃ、とかは必要なかったのです。
私の場合はペットが飼える環境だったのでゆっくり観察できましたが、それが難しければ、
公園に行って野良猫を観察するとか、猫カフェに行くとか、色々と方法はあると思います。
もし今あなたも生きている意味がわからない、とお悩みならぜひ、猫に問うてみる事をお勧めします。
キャラクターを変える
あんな生き方してみれば楽なのにな、と思うことが時々あります。でもそんなのは自分らしくないからな、と考えてしまったりして動けなくなってしまいます。本当に憧れの自分になってみたいとは思いませんか?
素直に憧れの人らしくふるまってみる実験の場として実践心理学講座があります。
あなたがあなたらしくいて幸せなことをしていればいいのです。そのためにも、行動を少しだけ憧れの人に似せてみるのです。一番簡単そうなことをまずは一つ。そうしてみるとちょっとだけあなたの世界は変わって見えますよ。