生きがいが見つかる楽しさ
何のために生きてきたのだろう
私は中学生の頃からどうして生きているのか何のために生きているのかずっと疑問に思っていました。
勉強していい大学に入っていいところに就職して、結婚して、子供を産んで、死ぬだけなのにと。
大人に聞いても明確な答えを得ることはできませんでした。本も色々読んでみましたが結局答えを見つけることはできませんでした。
これといって目的もないまま大人になり、就職し、結婚し、子供を産み、それなりに幸せに過ごすことができました。
その中で幸せだなあと思うことも多々ありましたし、子供に出会えたことも本当に生きていてよかったと思う出来事でした。
子育てが一段落すると再び、この後は歳を取って死ぬだけ、長生きして何の楽しみがあるというのだろう?という思いが沸き上がってきました。
いくつになっても生きがいはみつかる
ちょうどそんな時、テレビでソチオリンピックのフィギュアスケートを見て羽生結弦選手を知ることとなりました。
今までスケートを見ることはありましたが、そんなに夢中になって見るほどではありませんでした。しかし羽生選手の滑りは何度でも見たくなり、それからというもの寝る時間も惜しんで動画サイトで過去の演技を片っ端から見たり、情報を収集したりしました。
知れば知るほどもっと見たくなり、人生で初めてアイスショーを見に行き、試合を見に行き、ついには海外まで試合を見に行くようになりました。
羽生選手の演技を生で見るたびに、こんな演技が見れるなんて生きててよかったと痛感しています。
今では観戦仲間もたくさんでき、毎日ツイッターやLineでスケート談義に花を咲かせ楽しく過ごしています。
そして痛感したことは、いくつになってもこんな思っていもいない体験をすることがあるんだなぁということ。
生きていたって何も楽しいことなんてなさそうなのにと思っていたあの頃に自分に教えたいことは、将来何があるかわからないから今はつらくても生きていて損はないよということです。これからも大変なことに遭遇することもあるとは思いますが、本当に素敵な出来事も起こる可能性があるので、腐ることなく人生を過ごしていきたいと思います。
傾聴していると聞こえる生きがい
いろんな方のお話を聞いていると、やりたいことがない、好きなことがないという人でも聞き逃さないでいるとほんの少しは好きのシグナルを出しているものです。
万が一、なんにも見つからなくてもこうやってふとしたきっかけで大好きなものが見つかる可能性はいくらでもあります。それはだいたい、いつもと違う何かをしているときに見つけてしまうものです。いつもと同じ、変わらない景色から見つけるというのは、とても大変です。本当はそこかしこに落ちているにも関わらずです。
実践心理学講座では、そのいつもの景色をいつもとほんの少しだけ違う景色に変えることができます。
あなたに必要なのは実際に足を運んでみる勇気だけ。ドアを開けたらやさしい人たちが暖かく出迎えてくれますよ。