生きてて良かった出産
記憶がなくなるほどの出産
私は5年半前に出産経験をしています。出産直前に離婚をしました。
お腹の中の赤ちゃんの成長は順調ではあったものの少し小さめで、このままお腹の中にいても大きくなりずらいから出しちゃいましょうということで予定日の3日前に入院しました。
入院したその日に子宮口を開かせるための海藻を入れました。吐きそうになるほど痛かったのを覚えています。
次の日の朝から促進剤を点滴し始め、子宮口に入れた海藻を取りました。
しかしどれだけ時間が経っても子宮口は開かず、痛みが増していくばかりです。
あまりにも子宮口が開かないので助産師さん無痛にしようかと言われ、無痛にしてもらい仕切り直しと言うことで病室に戻りました。
しかし、食欲がなく体もだるく夜ご飯が食べられなかったのです。
結果的に言いますと、赤ちゃんがお腹の中でうんちをしてしまい、感染症が原因の発熱だったのですが38.9度まであがり抗生剤を点滴してもらいました。
次の日には熱は下がらなかったのですが子宮口も順調に開き9センチまで開いたところで分娩台に移動しました。
しかし今度は9.5センチから子宮口が開かず、赤ちゃんの心拍が下がっていき緊急帝王切開をなりました。
熱も出ていて断片的にしか覚えていないですし、生まれてすぐに新生児仮死状態で違う病院に運ばれてしまったのですが生まれてきてくれたときには生きててよかったと思いました。
生きているだけでいいという感覚
赤ちゃんというのは何もできませんが、そこにいてくれるだけでうれしい存在です。しかし、大人になってからは○○ができないとダメ、資格がないとダメ、能力や競争の中でしか存在できなくなってしまいます。すると、自分は何がしたかったかを忘れて、周りの競争の中に取り込まれていってしまいます。そして、うまくいっているうちはいいですが、何かの拍子で競争から抜け落ちてしまうととたんに自信がなくなってしまいます。
自己肯定感というのは能力や権力、お金によって作り出されるものではありません。生きているだけで、そこにいてくれるだけでいい、赤ちゃんのような存在であると感じることです。実践心理学講座では自己肯定感についてもう少し詳しく解説しています。競争社会に飲み込まれて、自分を見失っていませんか?
一週間に一度自分について考えてみるのもいいかもしれませんね。