男女に友情は成立するのか問題を解決する10問
これって愛情?友情?
仲良くなった異性がいると、どうしても考えてしまう異性に友情はあり得るのか問題です。
中には、友達のままでいられる人、いられない人もいらっしゃると思います。
一番困ってしまうのが、相手のことを友人として好きなのか、恋愛感情として好きなのかわからなくなってしまったときです。
アメリカの心理学者ルビンによると恋愛感情と友人として好き(好意)は別物であるとしています。
愛情尺度と好意尺度
ルビンは愛情と友情を区別するために、愛情尺度と好意尺度という考えを作りました。
この尺度はそれぞれ3つの要素ではかられます。
愛情尺度は親和・依存、援助、排他的
好意尺度は好意、尊敬、類似
この3つの要素ではかられると言っています。
愛情尺度の三要素
親和・依存は相手と一緒にいたいと感じたり、その人がいないとダメだと感じしまうことです。
援助は相手のために無条件に手伝ってあげたり出来る気持ちです。
排他的は相手を自分のものにしたいという独占欲です。
こちらのほうはどこか恋愛している間柄のみで感じるような気持ちが強く出ています。ほぼ無条件に相手が好きという感じがします。
好意尺度の三要素
好意は単純にその相手を人として好きという感情
尊敬は相手の中に尊敬できるところがある気持ち
類似は趣味や好みが似ているという気持ちです。
この3つの中だと、友達同士で趣味が似ているとやはり気があって話しやすかったりします。こちらのほうが相手がどんな人かどうか、どんな力があるかどうかというところに少しフォーカスしていますね。
友情or愛情テスト
このテストでは、ルビンが唱えた愛情の尺度と好意の尺度を図ります。そうすることであならが相手のことを恋愛感情として好きなのか友達として好きなのかがわかります。
それでは、誰か思い当たる異性の人を思い浮かべて下のチェックリストをチェックしてみてください。
- その人は適応力がある
- その人を元気づけるのは自分の役目
- その人は人から賞賛される人である
- 一緒にいると長時間見つめていることがある
- その人をグループの代表にしたい
- その人のいない生活はツライ
- その人の判断力は信頼できる
- その人にならなんでも打ち明けられる
- 一緒にいると同じ気持ちでいられる
- その人のためならどんなことでもできる
- その人と自分はよく似ている
- その人と一緒にいられないとみじめ
どんな結果になりましたか?
このチェックの中で、偶数番目のほうが多く当てはまればその人に愛情を抱いていて、奇数番目のほうが多ければ友情を感じています。
ルビンの実験結果によると、このテストをカップルでやったときとただの友人でやったときでははっきりとした違いが生まれたそうです。
このことから、はっきりと友情と恋愛感情はきっぱり分けられるということを提唱しました。
もしも、好きになっちゃいけない人を好きになってしまったかもしれないときにはこのチェックリストを使ってみてください。もしも、恋愛だったらそのときはそのときです。
ちなみに、若いときのほうが相手の性的魅力に敏感であるため、友情だけの関係というのは築きにくいそうです。
そして、残念なこと?に、女性は最初から友人か恋愛かキッパリと分けている傾向がありますが、男性はその区別が曖昧です。男性の残念な片思いというのはこういう心理的な特性の違いから生まれていると思うと少しかわいくは思えますね。