真剣に向き合う充実感と達成感

2016/07/18 体験談実践心理学講座心理学の学校
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きつい空手の稽古

私は学生の頃から空手を続けています。その空手は、空手の中でも、実際に拳や蹴りを身体にぶつけ合う、厳しいルールで行われるフルコンタクト空手と呼ばれる空手です。
仕事を始めた今でも、忙しい仕事の合い間に稽古に行くようにしています。
仕事の仲間や家族からは、なんで空手を教え続けるのか、訊かれることがあります。
実際、歳と共に、稽古はキツくなりますし、常に怪我の恐れはありますし、実際に脚の指、あばら等に骨折の経験したこともあります。

稽古は、基本稽古から始まり、形、最後に組手稽古を行います。
私は、黒帯なの、後輩達は遠慮なく私にかかってきます。中には、私よりもずっと若くて、力があるものも多く、組手稽古は、恐ろしくもあります。何度も壁に飛ばされたこともあります。
ですので、稽古のない日は、ウエイトトレーニング等で、身体を鍛えています。

真剣に向き合うことにある生

なぜ、こんな思いをしてまで、自分は空手を続けているのか、自問することがあります。
それは、厳しい稽古を終えた後の充実感と仲間達との語らいですね。そこには、仕事では味わえない、達成感と自分が生きていることを実感できる瞬間でもあります。
自分の好きなことに真剣に向き合って熱中することの中に、私の生を感じます。

熱中している状態とは

スポーツをしているとものすごい集中力が発揮される瞬間ってありますよね。ああいう状態のとき、人は頭の中でほとんど何も考えていません。ほとんどすべての神経が外に向いている状態なのです。そうすると、いつもとは少し違ったハイな状態になり、ものすごい集中力が発揮されるのです。
では、悩んでいる状態はどうでしょうか。そうです。こちらはほとんどずっと内側の神経が動いています。というのも、悩んでいるときというのは頭の中で、あのときはああだった、だから、今度は○○になるだろうと、過去や未来をいったりきたりして悩んでいて、目の前に何があるかすら見えていないときがあります。
実はこの内側に入ってしまっている状態は目の前にあるものを観察するだけでしゅっと抜けます。いま、あなたの周りに赤いものはいくつありますか？
いま、赤いものに意識がいった瞬間悩みは飛んでいたと思います。その感覚をもっているだけで気分を少しコントロールできるようになります。自分をコントロールできるようになると自然と人間関係にも影響が出てきます。そんなセルフコントロールのやり方を教えてくれるのが実践心理学講座です。あなたも過去や未来から抜け出して、「今」を見てみませんか？

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