耐え抜いて得たもの
一人ぼっちの受験生活
国公立大学医学部医学科。毎年たくさんの受験生が志望してくる今も昔も人気の学部です。
私は高校2年生の時に医学科を受験することを決意し、受験勉強を周りよりも早く始めましたが現役時代はセンター試験という壁に阻まれて名古屋市立大学を不合格になり、駿台予備学校で浪人生活を1年間送ったのちに受けた三重大学の医学科も落ちてしまいました。
夢をあきらめきれない私は親に頭を下げて、2浪目を河合塾で過ごすことに決めました。
1浪目までと違い友人は1人しか残っておらず、その友達もクラスが違うためほとんど話す機会がありませんでした。そのため誰とも浪人の辛さを分かち合うことができず、昼ご飯もずっと1人で食べ休憩時間以外はずっと勉強するという生活を送ることになりました。2浪目を送っても努力が報われて合格するという保証はどこにもなく、ひたすら勉強を続けるのは地獄のようで途中で気胸にもなりましたし自殺も考えました。けれども死んでしまったら今までの努力や支えてくれた人の思いが無駄になると考えて、辛い生活を続け耐え抜いた結果、私は運良く某国立大学の医学科に合格することができました。
パソコンの画面に映った自分の受験番号を見たときは言葉では表せない思いがこみ上げてきて、今まで生きてきてよかった、頑張ってきてよかったと強く感じました。おかげで今は長年夢だった医学の世界の片鱗に触れることができています。
何事も一人は大変
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