うつ病で通院さえプレッシャーに!
カウンセリングでうつ病の疑惑。通うことがプレッシャーに
「うつ病…はっきりうつ病とはいろいろ聞いてみないとわからないけれど、うつの症状がありますね」
私は別の精神疾患もあり心療内科に月一度くらいのペースで通っていました。カウンセリングをしてもらい薬を処方してもらうのが毎回の流れです。
元々私は人に自分の話をするのが苦手で、それは先生に対しても同じでした。何度か「私は無理して話そうとしてしまうと頭が混乱してきて何も言えなくなってしまう」と伝えていたつもりだったのですが、今思えば「上手く伝わっていなかった」のかもしれません。でもその時は私は「うつ病、もしくはうつ症状につながる何かがある」と言う細かな診断をくれた先生であれば理解して頂いていると思っていたのです。
その時に私を担当していた先生はよく質問をされる方で、私がそれに答えていくという感じでいつもカウンセリングは進んでいきました。ただ先生の会話のペースは私にとっては少し早く、質問に対し応える中で私が「返答をした続きとしてようやく話したいことを話せる」と思った頃には次の質問が来てしまう…そんなような事が多かったのです。そんなことを繰り返していき、だんだんと私の中で通院自体がプレッシャーになっていったのです。
うつ病の悪化?通うことが困難に、家族への相談
しばらくして私はその病院に通うことができなくなってしまいました。何故通えなくなってしまったかといいますと「病院へ行こうとすると目眩がしたり涙が出てきてしまう」からなのです。
その症状がではじめたころには「これはうつ病のせいだ」と自分に言い聞かせ「うつ病を治すために無理s手でも病院へ通わなければ」と強く思い何度か我慢して通院を続けました。それでも残念なことにその症状はひどくなり、結局限界が来てしまった私はその事を家族に伝えました。家族はその私の話を聞き「無理して通わなくてもいい、一度通院を休んでみよう」という風に受け止めてくれたのです。私は初めてそこで「病院へ行くことが怖かったのだ」と気がついたのです。
薬を切らすわけに行かなかった私は家族に代理で処方箋をもらってきてもらい、病院に伝えた上で一時的に通院というものをやめたのです。
うつ病での通院経験のある恋人の実体験
私はその後、手元にあった薬がなくなる前に病院を探すと言いながらも、その「病院を探す」という事に手を付けることができませんでした。もう一度病院へ通って、また同じように上手くできなかったら…。そんな思いがあったからだと思います。
そんな時に私が新しい病院へと通えるきっかけをくれたのは恋人だったように思います。私の恋人も、過去にうつ病でカウンセリングの経験のある人だったのです。恋人が「自分がうつ病の治療の中経験したいろいろな話」を交えて私にしてくれたのは、決して難し話ではなく「今の自分に病院は必要だと思うか?」というシンプルな話でした。私はその会話の中で「必要だ」という事に辿り着き、恋人は「病院探しをする私を支える」と言ってくれました。
うつ病に大事なのは支えてくれる人・コミュニティ
多くの人はひとりでしばらくこもったあと、人と接することで回復しています。
コミュニティの力がうつ病回復には欠かせないのです。