休職中に身につける心理学講座
会社に行けてない日
「体調不良で行けません」と電話を入れた日
「しばらく休職しなさい」と言われ自宅にいる日
何をして良いかわからない
家族の目が気になる
近所の人の目が気になる
会社の同僚は今頃、仕事しているんだろうな
会社を休んでいる日に想像する「会社」
休職中にテレビで街の様子を見ると自分の時間だけが止まってしまっているような気分になります。他の人たちは一生懸命に頑張っている。成果を出している。実力をつけて行っている。それを横から見ているような気分はとても不安になるものです。休職が終わり、会社に戻る日を目指している自分とその日が来なければ良いと感じる自分とが葛藤している。
だからこそ、休職中は外が見られない。散歩ができない。ニュースが見られない。と・・・どんどん世界が狭くなります。休職している自分と働いている同僚を比較して落ち込む。自分がダメなような気が余計にしてくる。
有利なことを思い出す
休職中の人が有利なこと。仕事をしている方が有利なこと。両方あります。仕事をしていないからこそゆっくりと人生を俯瞰することもできます。休職したからこそ、休職する人の気持ちがわかります。休職まで行かなくても辛くなっている人の気持ちがわかります。職場の雰囲気を変えることができるかもしれません。アメリカにいるなら、アメリカの文化を吸収したり、語学の勉強をしてパワーアップすることができます。アメリカにいて、日本にいないことを悔やむことはないのです。休職にも同じことが言えます。休職が有利な面を持っていると気づいたら、アメリカで英語という話になります。休職していて、「みんなは働いているのに」と考えるということはアメリカにいて日本にいないことを悔やむことになります。
休職の体験があるからこそ貢献できる
自分自身が休職した経験があるからこそ、その経験と心理学を組み合わせて会社や社会に貢献している人たちがいます。「会社の中で休職経験者(サバイバー)」として、予防をする活動をしたり、他の休職者のサポートを担当すると非常に強力な力を発揮することができます。
復職間際の社員と連絡を取り合ったり、復職の日をうまく乗り切れるようにサポートしたり、復職後、その人の状態に合わせた仕事を社内でアレンジしてあげることもできます。
休職中に身につける心理学講座
よくないと思っていることの裏には良いことが本当に隠れています。そして、(みんながやっているから)これでいいんだと思うその裏にもよくないことが隠れています。多くの人はそのプラスの後ろのマイナスに気づかずにメンタル不全になったり、身体を壊します。だからこそ、休職の体験がある人が貴重なのです。実践心理学講座には休職中の方や復職したばかりの方、ひきこもりの人から不登校の学生やその保護者までさまざまな人が参加しています。そのコミュニティで自分自身を癒しつつ、他の人を助ける力を養うと休職が単純によくないことというわけでもなくなってきます。「休職」してはくをつけて帰ってきた。そんなストーリーになると良いですね。