日常で実践するカウンセリング
地元を離れ身内や友達もいない生活
子育てや家庭内の事でずっと悩んでいた頃、一時的な鬱病に罹ってしまいました。地元を離れ、県外での結婚だった為周りには身内や友達もいない生活。色々な事を一人で抱え込んでいました。旦那の両親は近くに住んでいたものの近寄りがたい存在で話す事もあまりなく、孫が出来ても何だかそっけない感じ。子育てについて教えてほしい事があったら必ず自分の母に連絡をしていました。知らない土地で子育てをし、また家の事もやり、旦那の世話もある。どんどん食欲がなくなり眠れず、一ヶ月で10㎏も体重が落ちていました。病院へ行くと鬱病と診断されて自分でもショックでしたがゆっくり治していきましょう。と先生とのカウンセリングが始まりました。
偶然出会った人に話を聞いてもらう
その頃住んでいたアパートの方と偶然買い物先で会い、ちょっと立ち話。その方は私より10歳離れた女性なんですが子供が出来ず悩んでいて結局は子供を諦めてしまった。と話をしてくれました。親しい訳でもないのにそんな大事な話を私にしてくれて、きっとその方も誰かに聞いてもらいたかったんだと思います。その方とはよく色んな話をするようになり、私の悩みや気持ちを聞いてもらいました。
鬱病で病院へ通っていたのですが自然と治っていました。先生から「人に悩まさせるけれど、人に助けられる時が来る。貴方は良い方に会いましたね」と言われ、そうか私もそんな助けられる人になれる様に頑張らなきゃ!と思えるようになってました。その方とは20年以上お友達でいます。どこでどんな出会いがあり、自分にどの様な影響を与えてくれるのかわかりませんね。人の温かさは大切ですね。
カウンセリング的なことはどこでも
カウンセリング的な出来事は実はいつでも起きます。カウンセリングをしましょうと構えなくてもできるのです。実践心理学講座では自然な触れ合いの中にカウンセリングマインドを埋め込んでいます。だから、知らない間に人が人を支えることができるのです。そのアパートの方を見習って、カウンセラーは活躍したいものですね。