SNSを見ていると自信を失うきもち
スマホの普及によって、SNSなど人とつながるサービスに触れる機会が多くなりました。普段何しているかわからない友達がどこで何しているかわかって楽しいことも多い反面、どうしても気にしてしまうのが他の人があまりに楽しそうなことです。おいしそうなレストランの写真に海外の旅の写真、ちょっといい名言なんかをオシャレに言ってみたり。オシャレな服装の写真やかっこよく加工された画像なんかも羨ましく思えます。
そんな風に人がどんどんキラキラしているように見えてきて自分って一体・・・と少し落ち込んでしまう人も少なくないと思います。
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人は人と比較してしまう生き物
とある実験でアルバイトの面接のための簡単なテストだと言って、部屋にペアで二人きりにしてテストをしてもらう実験がありました。その実験のペアの相手は、いわゆるできそうな人とちょっと頼りなさそうな出来なさそうな人のどちらかでした。
そして、そのテストの中身は自己評価に関するものでした。そうすると、出来そうな人と一緒のペアになった人は自分の評価を少し下げてしまうのに対して、出来なさそうな人とペアだった人の自己評価は少し上がっていることがわかりました。
これはSNSやまとめサイトを見ていても同じことが起きていて、自分より出来そうな人のことをたくさん見るとただでさえ、自己評価を下げる傾向があるのに、自信がない人が見てしまうとドンドン自信をなくしていってしまいます。これが冒頭に出てきた周りの人がキラキラしていると自分がダメなやつに思えてきてしまう感情の正体です。
良くも悪くもこうして人と比較して自分の位置をはっきりさせようとする心の動きを社会的比較と言います。
イケてるアピール
では今度は反対に出来てる風に思われている人、思わせたい人の気持ちを見ていきます。
いかにもキラキラしている自分を飾ってでも見せたいという人はとても虚栄心や自己顕示欲が強いです。上の実験で言う出来てる人に見られたいという気持ちがとても強いのです。心のどこかで出来てる人のほうが得するという気持ちがわかっているのかもしれないですね。虚栄心が強い事自体はなんにも問題はありませんが、そんな人の投稿を見て自分はなんかダメだなって思うくらいであれば、あの人はちょっと見栄っ張りだからきっと現実は自分と大して変わらないと思うようにしてみましょう。
スマホから離れられないSNS依存
そんな風にSNSをチェックしているとどんどんSNSやスマホに依存が進んでいきます。定期的にチェックしないと新しい情報が手に入らない、取り残されてしまうのではないかという気持ちになってしまってずっとスマホを触っている人になってしまいます。それはやはり、人よりちょっとよく見えたいという自己顕示欲や自己肯定感の低さからくるものです。気づくとジワジワと依存が進行していき、スマホから手が放せないのか、SNSから目が離せないのかすらわからなくなっていきます。
ラインの返事が気になってしょうがない
チェックしている人の中でメッセージやメールの返事が気になって仕方がない方もいるかと思います。、ラインのメッセージが返ってこなくて悶々とするのは基本的には同じことです。概ね3つのパターンのどれかに当てはまる傾向があります。
スマホ依存症
ずっとスマホを触っているとスマホから手が離せなくなってしまって病的にまでチェックしないと気がすまないのがこの依存症タイプである場合です。着信が来ていないのにもかからず、服の中などで動いているような気がするのが依存症の入り口です。
自己肯定感が低い
自分を見ていてもらえないと自己肯定感がどんどん低くなっていってしまう人もメッセージやメールが来ないことで非常につらくなってしまいます。ウツっぽい人は突然フッと返事がしなくなるのに、返事が来ない事自体には敏感だったりします。自分のことを考えてほしいという気持ちは誰しもが少しは持ち合わせていますが、それがないと自己肯定感が保っていられなくなってきているときは自分の周りの人のことを考えてみて、自分の周りには自分のことを考えてくれている人がいるんだということを再認識したりして、自己肯定感を高めるのがオススメです。
過干渉
メールやラインを何度も必要以上に送ってしまうのはこの過干渉である傾向があります。これも自分に自信がない人が多く、自分のことを考えてほしいという気持ちから何度も送ってしまいます。
メッセージが来ないときには?
メッセージが来たときにあなたならどうしますか?即レスしますか?少し待ってから返事しますか?はたまた、心の中で返事をして流してしまう、いろんな人がいると思います。
ちょっと考えただけでこれだけいろんな人がいることを思うとメッセージが来ないというのは些細な理由であると思いませんか?だいたいの場合で相手は返事の内容をなんとなく考えているか、納得しちゃって返事をしていないかのどちらかです。
少し気持ちが楽になるのは相手はきっと自分のためのメッセージを考えてくれているのであって、他に特別な理由はないんだと思うことです。
新しい友達作りはいかがですか?
ここまで申し上げてきたとおり、SNSはどうしても自己肯定感が低い人はあまりいい方には向きづらい傾向があります。もちろん上手に付き合えればとても便利なものですが、無下に自分を低く見てしまうのはとてもつらいことです。
そんなときに心が落ち着けるのが自分を認めてもらえる仲間の存在です。見栄や競争の中で戦っていると見えてこないあなたのありのままを認めてくれる存在がいるととても心が満たされます。そんな友達作りの場として実践心理学講座がオススメです。自分の価値観を認めてくれる人がきっとそこにはいますよ。