矢切実践心理学講座主催の岩村です。
今回の講師は矢切実践スタッフの安諸あやさんに「グリーフケア」について講座を担当してもらいました。グリーフケアとはグリーフ(悲嘆)のケア。主には死別の悲しみ、苦しみのケアのことを言います。
安諸さん自身に旦那さんとの悲しい死別の経験があり、それが彼女をグリーフケアカウンセラーとして活動している理由でもあります。

僕自身は幸か不幸か、胸が張り裂けるほどの悲しい死別体験というのが今までないこともあって、グリーフやグリーフケアについてはほとんど理解していませんでした。ただ生老病死は世の常なので今後どこかでその思いを経験することになるのかな、などと考えながら話を聞かせてもらいました。

また矢切実践心理学講座では、メインの講座と別に「サバイバーのチカラ」というゲストスピーカーさんの体験した人生のマイナスからプラスへの過程や逆転劇、困難を乗り越えたエピソードを語ってもらうコーナーがあります。今回は矢切実践スタッフの岩田くんでした。いじめなどの不遇の少年時代を経験し、ヒッチハイクで行った縄文杉の姿に自分を重ねて気づいた「ダメでもいいじゃないか!」という発見のエピソードは参加された多くの方の心に響いたことが終了後のアンケートからも読み取れました。

いろんな人の話を聴いていて思うことは、人生は波乱万丈。どの人もそれぞれのやり方で困難やピンチを乗り越え、あるいはそれを糧にして人生を送っている。苦しかったこと、辛かったこと。その時歯を食いしばって乗り越えたこと。あるいは誰かに助けられたり支えられたこと。決して楽しい時期ではなかった時のドラマが、その人の命の輝きを感じる瞬間だったりする。

誰かの流した汗や涙は、他の誰かの応援になる。力になる。
全然思うように前へと進まない歯がゆさや苦労も、それでもそこに立ち向かう人の姿が僕は好きだ。

順風満帆の人生に憧れつつ向かい風に舵を取られながらも、遥かなる希望の未来を絶えず夢見て進んでいこうではありませんか。

そして、そんなエピソードが誰かの力になってくれるなら話してもいいなという方は是非、矢切実践のサバイバーのコーナーに立っていただきたいと思います。

次回矢切実践は2月4日の13:30より「観察力」をテーマに開催しまーす!
是非是非お待ちしてまーす!!