こんにちは。居城依子です。

 

カレンダーは5月とはいえ、初夏のような日差しの強さを感じるこの頃ですね。

みなさんはいかがお過ごしですか?

 

さて、今回は私の仕事場でのお話を…

 

私は今、高齢者介護施設で傾聴カウンセラーをしています。

 

高齢者と関わってつくづく感じるのは

「高齢者から学ぶこと」って想像以上に沢山あるということです。

 

介護施設では、皆さん 何かにつけて些細なことでも
「ありがとう」と言ってくれます。

 

でも、逆に
私から「ありがとう」と言いたくなることが多々あるのです。

 

 

今回はその中の1つをお話します。

 

そこに来所されている高齢者は、80代~90代の方たちです。

やはり、それだけ長く生きてこられたのですから、

よく歳の話題になります。

 

その話題になると、よく質問されるのが

「ところであなたの歳はいくつなの?」と。

 

私 「53ですよ~」と。

すると必ず返ってくる言葉は

 

「あら、若いわね~!羨ましい!まだまだ人生あるんだから、

もっと楽しまなきゃダメよ!」と。

 

高齢者の方たちは、先々そんなに長くはないんだという思いを
常に頭の中で意識しながら生きています。

だから、一日一日を噛みしめて生きています。

 

 

私は以前、大腸がんを患ったことがありました。

闘病中は、何もかもが有り難く、
日々、生きていることに
溢れんばかりの感謝を感じながら過ごしていました。

 

きっと、高齢者の方たちもそれと似た感覚なのだと思います。

 

 

ところが、病気が完治して健康になるのと反比例して
生きていることへの感謝の気持ちが少しずつ薄らいでいっている自分がいました。

 

私たちは、生きていることが当たり前のようになってしまうと、
とかく悩みや不満が多くなってきます。

 

そんな自分になりつつある時に、
当時の「生きていることへの溢れんばかりの感謝の気持ち」を思い起こしてくれたのが

高齢者の方たちでした。

 

そしてもう一つ…

 

実践心理学講座でした。

 

 

「日々に感謝して生きること」

それが出来たら、悩みも不満もなくなります。

 

そして感謝は、

「生きていること…存在すること」だけで感謝なのです。

 

 

あなたは、今、生きていることに感謝していますか?