パニック障害は理解されにくい病気の1つでもあります。

パニックと言う言葉から大声を出して暴れるような印象持っている人もいますし、パニック発作が起きたらどのように対処していいかわからない人も多いと思います。

パニック障害の人に対する傾聴の注意

パニック障害の人に対して、例えばパニック発作が起きたときの場面を傾聴するときには注意が必要です。なぜなら傾聴することによってその時の場面を想起し、パニックになったときと似たような状況を呼び起こしてしまうからです。

傾聴するときに注意が必要なのはただ出てきた話題を聞けば良いのではなく、悩んでいる人の悩みが強化されないようにより出口に近いづいていけるように配慮する必要があります。

パニック障害の裏の理由

多くの場合、パニック障害になるとパニック障害自体、発作自体を重く見る人が多いですが、実際に重要なのはその背後にある生活環境や思いです。

極端なストレスを抱えていたり、自己肯定感が著しく低かったり、体の一部に強い緊張を抱えた状態で生活しているとパニック障害はなかなかよくなりません。

目に見えるパニックになる場所、例えば電車等に注目することも大事かもしれませんが、その人がどんな場面だったらパニック障害にならないほど穏やかな気持ちでいられるかとか楽しい気分でいられるかを傾聴してみることも大事です。その裏の理由が解消すれば、多くの場合、自然とパニックの症状が軽減されていきます。