この記事では親子の世代間ギャップをご紹介しています。

目 次
1.情報共有OKでも会いたくない友達
2.メールと対面とどちらが本音か?
3.学校の先生が呼び出すのは有効?


1.情報共有OKでも会いたくない友達

親の年代には「情報共有」することと「会う(電話含む)」ことはほぼイコールでした。少なからす、相手の表情や声、感情の動きを察しながら、それとともに「情報共有」をしていました。

しかし、1990年代からインターネットが徐々に普及して、合わなくてもメールで「情報共有」ができるようになってきました。

この頃を境目に「会う」ことと「情報共有」することはイコールではなくなりました。最近では会って話している情報量よりもメッセンジャーやTwitter、Instagramなどでやり取りされている情報量の方が多い人も少なくありません。

そうなると、
友達の分類が「友達」「友達ではない」というシンプルなものではなくなります。

情報共有しても良いし、会いたい友達

情報共有はするけれど、会わない友達

情報共有はしないけれども会う友達

どちらもしない友達ではない人

 

実際にはそれだけでなく、Instagramで関わりたい人。Twitterで関わりたい人。場合によってはTwitterのIDその1で関わりたい人。TwitterのIDその2で関わりたい人と分類されていきます。

そして、どの自分が本音なのか?どの自分に一番強い臨場感を感じているのか?それが親の代ほど単純ではありません。親の代はリアルが基準でネットが仮と思っているかもしれませんが、そうではないのです。

 


2.メールと対面どちらが本音か?

これを読まれている人に質問です。

1:1であっている時の会話とメッセージの会話が食い違っていた場合、どちらが本心だと感じますか?

おそらく、年齢が上に行くほど、「対面が本当に決まっている」といい、下に行くほど「メッセージが本音」と答えます。

特に40代以上の人たちは会って話しているときの心の動きや表情も含めたやりとりを大事だと思い、メールの情報は補助的であったり、場合によっては社交辞令と捉えることもあります。

逆に20代の人にとっては対面で話してる時は空気を読んでしまったりして、本当の自分の気持ちが伝えられないこともあるので、スマホを片手に文章を書いては直して、書いては直してして作り上げたメッセージこそが本音だと思っています。


3.学校の先生が呼び出すのは有効?

もし、生徒の本音が知りたいと思って、職員室や保健室に呼び出している先生がいたとしたら、昭和の考え方だと言わざるをえません。

人間の心に関することですから、100%とは言いませんが、多くの場合、肝心なのはLINEのやり取りができるようになり、LINE上で信頼されることであって、「呼び出して関わればわかる」というのは古すぎます。

だからと言って、ずっと合わないわけにもいきませんが、LINEで概要を抑えてからそれについて話すなどの工夫をすることができます。

若い世代とのコミュニケーションに悩んだら、メッセージベースでやり取りをしてみることを試してみると新しい気づきがあるかもしれません。