• く人間関係が苦手な人は傾聴のスキルを上手に活かすことでその苦手意識を克服することができます。

ここではその方法と事例をご紹介します。


1.傾聴することで相手を理解できる

人間関係が苦手な人は自分がどのように話したら良いかとか、表現したら良いかと言うことに意識が向きがちです。しかし、人間関係において重要なのは相手の気持ちを理解すると言うことです。

口数が少なく、笑顔で聞いているだけのように見える人でも相手の気持ちをしっかりと把握し、上手に人間関係を構築している人もいます。

高校教員として経験したお話をさせてください。
「先生!もうA組(私が担任のクラス)の授業は見きれません!」空き時間に職員室で仕事をしていたところ、B先生にそのように声をかけられました。そのB先生はぷんぷんしながら、A組の授業時間にも関わらず、デスクワークを始めてしまいました。困った私はA組の教室にダッシュしました。教室に近づくにつれ、今までにないくらいA組がざわざわしているのを感じました。ひとまず生徒たちを自分の席に座らせ、彼らが落ち着くのを見守りました。生徒たちの注目がこちらに集まったタイミングで「どうした?何があった?」と生徒たちに聞いてみました。それぞれの生徒たちががやがやと状況を説明してくれたところ「B先生がグループワークのやり方を説明してくれたが、私たちはそれが良く分からず混乱していた」という事情でした。彼らは「グループワークのやり方さえわかれば、それを頑張る」とのことでした。私は黒板に書かれている内容や生徒が持っているプリント、参考書等、生徒の証言を参考にし、丁寧にワークのやり方を説明しました。彼らの活動が軌道に乗ったところで、B先生を呼び戻し、その日の授業はそれで終わりました。
後日談ではA組の生徒たちが「あの時、担任は俺らを叱らずに事情を聞いてくれたのが嬉しかった。」「担任が俺らの状況を分かってくれた」と言ってくれていたようです。

 


2.人は自分を理解してくれる人の言うことを聞く

ほとんどの人は自分のことをもっと理解して欲しいと思っています。だからこそ、多くの人が自己主張する中で聞き役にまわり、傾聴することがより良い人間関係につながります。そして、自分のことが理解してもらえたなと思うと人はその人の言うことを聞いてあげたい気持ちになります。

これを返報性の法則と言います。

丁寧に傾聴することでこのように人間関係を作ることもできます。

話題を作らなくて良い

傾聴が上手になってくると自分で話題を作らなくてよくなってきます。なぜなら、こちらの話を聞くことが上手なことといつも話を聞いてもらえるので相手は今度はこれを聞いてもらおうのように話を用意するようになります。

いつも話を聞いてもらってばかりでごめんねと言われながら会話が続く事は人間関係が苦手な人にとってはとてもやりやすいコミニュケーションの仕方といえます。