傾聴に慣れていないと段取りを考えたり、次の質問は何しようかなど別のことを考えてしまうため、表情が硬くなってしまいます。話をする人は相手の表情や呼吸、態度などをなんとなく見ながら話を進めていきます。多くの人はそれを意識してはいませんが、違和感と言うレベルでは感じ取っています。なんとなくこの人話しやすいなぁとか、この人と話していると緊張しちゃうなぁと言う感覚は聞き手の表情や呼吸、態度などの影響受けているといえます。

目 次
1.奥歯
2.口角
3.目の表情

1.奥歯

緊張すると奥歯を噛み締めたような表情になりなる人がいます。口のあたりに力が入り、少し口の動きが硬くなります。話をする人がそんな表情を見ていたらつられて硬くなってしまいます。口の奥のほうに緩やかなスペースが出来るように力を抜いて、表情を作ってください。

 


2.口角

口の形はコミニケーションにおいて非常に重要です。硬く力を入れて閉じているのか、力が抜けすぎて流抜けた感じになっているのか、あるいは口角が上がり微笑んでいるような表情になっているのか?それによって話している人の気分が変わります。特に口角が上がっている表情見ていると話しやすいことが多いので心がけるようにしてください。昔からある方法ですが、割り箸やペンを口に挟んで笑顔を作る練習をするのも1つの方法です。

 


3.目の表情

眉間にシワが寄っているのは論外ですが、不安を煽るような表情、悲しさを助長するような表情というのはあります。逆にリラックスさせる表情、安心させてくれる表情もあります。そしてその多くは目に重要なポイントがあります。目の開き具合や視線、目尻の力の入れ具合等によって印象が変わります。鏡を見ながらどのような目の表情が話し手にとって望ましいのか、試行錯誤してみてください。

 


<傾聴を生活に活かす>

 

傾聴は日常生活でこそ役に立ちます。仕事や育児、日常的なコミュニケーションに傾聴のスキルを一部入れるだけで人との関わり方が大きく変わります。