キレイな空でした!だと伝わらない。自分の気持ちの伝え方
自分の気持ちに気づけてますか?
誰かに何かを伝えたいとき、ちょっとした文章をSNSなどで書くときに、あなたは自分らしい言葉で伝えられていますか?
キレイな空でした!とってもおいしいスイーツ。路地裏にいたかわいいネコ。
意味は何となく伝わるけれどあなたが本当に伝えたいキレイさや味はどこか伝わっていないように見えますよね。
だから、似たようなことを書いているのに、なぜか友達のほうがいいねが多かったり、同僚の文章のほうが採用されたりといったことも少なくないと思います。
確かに、文章にはオススメの表現のスタイルや組み立て方が存在します。しかし、そういうテクニックが必要となってくるのは自分の言葉で表現できるようになってからです。
もし、自分の言葉で物事を伝えられたら、心の病気のつらさも困っていることのつらさも今、伝えていること以上のことが相手にしっかり伝わります。そうすると、今まで以上に心配してくれたり、いい意味でちゃんと相手にしてくれるようになります。
あなたが普段、誰も話を聞いてくれないな、と思っていたら、ぜひ、自分の言葉の伝え方を考えてみてください。
何を感じているかに気づいてみよう
まずは自分が伝えたいことを考える前に、自分が何をどう感じているのかをしっかり感じるようになってみましょう。忙しく毎日を過ごしている私達は意外と自分の気持ちをきちんと表現できるほど自分に正直ではありません。
昨日の夜、食べたご飯の味を人にわかるように伝えられますか?一番、印象に残っている映像の美しさをしっかりと表現できますか?
きっと難しいと思います。それはあなたに才能がないからではなく、自分の気持ちの機微に気づいていないからです。今、あなたのまわりには何が聞こえますか?風の音、機械の音、遠くで誰かが何かしている音、いろんなものが聞こえてくると思います。
私がこうして意識させなければ気づかなかった音もあるかもしれません。そんな風にして私たちは見たり聞いたり感じたりしているものすごい量のものをそのまま流しています。もちろん、その一つ一つに過剰に感じてしまうのはそれはそれでつらいことではあるのですけど。
流している感情を言葉にしてみよう
それでは、そんな感情にどうやったら気付けるのでしょうか。それは、空を見ることです。
簡単なことですよね。でも毎日、空は変化します。
雲一つない晴天が毎日続いていたとしても、はっきり見える青空もあれば、すこしくすんだような青空、色の濃い青空、見慣れない物体(UFO!?)などなど、空は毎日、その姿を変えます。
また、その空を見るときの自分の気分によっても、空の印象はかわるでしょう。いいことがあったときの空は清々しくてきれいな青に見えるかもしれません、未来の象徴なんてこともあるでしょう。悪いことが会った日は、つらいことは吹き飛ばしてくれる空、悩みなんてちっぽけだと思わせてくれる圧倒的な広さ、そんな風に空が見えてくることもあるでしょう。
そんな風に見える空を毎日ちょっとずつ書き留めていけばいいのです。それすらめんどくさいときは空をしっかり感じる時間を作ってみればいいのです。
自分の気持ちの変化や音、匂い、質感、感じるものすべてを100%外に向けていろんなものを感じてみればよいのです。
そんな時間を作ってみると、自分の気持ちの差に少しずつ気づけるようになっていって、自分だけの自分が感じる空を表現できるようになってくるのです。
そこから考えてみると最初に例をだした、今日の空はとてもキレイでした!という感想はまるで伝わらない文章だなと感じませんか?
そこにあなたが感じた空の想いを付け足して、あなだだけのオリジナルの文章を書いてみてください。
そうすると、今まで反応がなかった人からも、周囲の人からの印象もちょっとずつ変わっていって、あなたのことを本当に見てくれる仲間ができることでしょう。