白と光で縁取られた睡蓮の絵
ここにきてよかったと思えた美術館
香川県に「直島」という島があるのはご存知ですか?岡山県からフェリーで約20分ほどで到着する島です。
そこはアートに特化した島で、様々なモニュメントや建造物、美術館が存在しています。
私が印象に残っているのは「地中美術館」という美術館です。この美術館を建築したのは、「安藤忠雄」という方です。
全国各地に様々な建築を行っている方なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
打ちっぱなしのコンクリートで作られたこの美術館は、名前通り「地中」に存在しています。
私がこの美術館に入って、無機質なのに、どこか優しい心地がするなと感じていました。
そこかしらに取り入れられている光があたたかかったからでしょうか?
入った瞬間から、「私はここに来てよかった」と思っていました。不思議ですね。
心打たれたモネの睡蓮
そして私の心を一番掴んで離さなかったのは、
「モネ」の「睡蓮」が飾られている部屋です。
部屋は一面真っ白で、天井から自然光が降り注いでいます。
その中に飾られた、「睡蓮」の絵。
私はその絵に釘付けになりました。
絵を見ているのか、空間を見ているのかわからない心地の中、私はずっとそこに立ち尽くしていました。
そして、知らず知らずの間に涙が出てきたのです。
空から溢れる陽の光と、そこに照らされる「睡蓮」の絵。
雲が流れて陽が遮られると、この空間にも翳が現れます。
ずっと眺めていたいと思いました。
「次、行っとくね」
と友人に声を掛けられて初めて、我に返りました。
それと同時に、心がすっとして軽くなった心地がしました。
友人によると、私は30分以上、立ち尽くしていたそうです。
それ以来、私はモネの絵が飾られる美術展があると、必ず足を運んでいますが、あの時のように心揺さぶられる体験はまだしていません。
次はあなたが「睡蓮」です
実践心理学講座に来てよかったとおっしゃってくれる方はとても多いです。闘病中の方は無料なので、ツボでも売られるんではないか、冗談でよく出てくる話題の一つです。来てよかったという思いが強くて、涙があふれてくる方もいます。そんな方もいまや、元気になって立派にセラピストになっています。それくらい講座の内容は心揺さぶられ、元気になれるものになっています。あなたも誰かの「睡蓮」のようになってみませんか。