拒食症になり私は人間ではないと泣いた
だんだんと学校に行けなくなって
最初は、本当に些細な出来事でした。無事高校に合格して気がゆるんだのか、授業にもあまり身が入らず、今まで頑張って勉強しなくてもそこそこの成績が取れていたので高校の勉強を甘くみていたのでしょう。周囲も頭の良い人ばかりになって、総合的に自分の学力が落ちた気持ちになりました。
予習、復習が当然の授業内容ではついていくことも難しく、夏休みの「補習」には(どうせ補習だから、大丈夫だろう)と行きませんでした。そしたら、補習とは名ばかりの授業だったので、夏休み明けは本当にちんぷんかんぷん。
友達も、顔見知りは何人かいたのですが気の合う話ができず(テレビドラマの話、学校の○○先輩がカッコイイ!…etc)友達の輪の中にいてもなんだか一人のような気がして、つまらなかったんです。
そこで、だんだんと学校に行かなくなりました。
朝、制服には着替えるけれど、なんだか行きたくない気持ちが勝ってそのままダラダラと家で過ごしてしまいます。パソコンでネットサーフィンしてみたり、出会い系でチャットしてみたり。
お昼に、母親が作ってくれたお弁当を一人で食べるときは、申し訳ないなと思いながら…。
休んでしまった次の日は行くぞ!と思うけれど、遅刻して家を出て、学校5m手前で曲がってしまい繁華街へ遊びに行ったり…。傍目には遊んでいるようにしか見えなかったけれど、自分の中では暗い気持ちがぐるぐると回っている毎日でした。
母親も精神障害だったので、常日頃から癇癪を起こしていました。
ある日限界を超えて・・・・
特に太っている事に対してずっとネチネチ言われてきたのですが、ある日限界を迎えて全く食事が食べられなくなってしまいました。大好きだった唐揚げもプリンも何も食べられません。
唯一食べられたのはほんの少しのサラダ。
毎食一口食べるともうお腹がいっぱい。最初の頃は拒絶感から食事が食べられなかったのですが、ずっとこの状況が続くと胃が食べ物を受け付けなくなってしまいます。
街を歩いていると、細くて醜い自分の姿がショーウインドウに。
それでも、まだ太っているのではないか、自分は醜いのではないかと考えてパニックになる事もありました。自分が拒食症だと理解しているのに、食べられない。
周りの人はみんな美味しそうに食べ物から栄養を摂取しているのに、私にはそれが出来ない。人間ではないんだと思って毎日泣いていました。
友人の心ない言葉に怒りを感じることも
友人は気軽に「食べなよ」と言ってくれるのですが、「私だって頑張ってる!少しずつ食べてる!でも、体が食べ物を受け付けてくれない」とやり場のない怒りを感じる事もありました。というより、「誰も自分はわかってくれない」と自分の殻に閉じこもってしまうようになったのです。
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