【体験談】交通事故が原因で不登校に
信号無視の車との接触が原因で生活が一変
私は中学校にはいって、しばらくで事故に遭いました。
自転車で走っていた時に信号無視の車と接触して、左半身に大けがをしました。その日までは新しい友達ができて楽しい毎日を送っていました。
勉強も部活も毎日とても充実していて学校が大好きでした。
でも、交通事故にあった日からリハビリのため午前中のみしか学校に行けなくなりました。
最初は友達も優しくしてくれて荷物持ってくれたりしていたのですが次第に私に対する態度が冷たくなり陰口を言われるようになりました。
大好きだった学校に行けず不登校に
教室に入るとみんなの視線が怖くて日に日に学校へ行かなくなり2年生になる頃にはまったく行けなくなりました。
あんなに大好きだった学校なのに周りの目が怖くて教室に入れなくなってしまいました。
交通事故が原因で楽しかった日々が不登校の日々に変わりました。
私が何をしたんだろ、悲しい、寂しい辛いと泣いてばかりでした。
それから半年ほど不登校が続きました。
不登校の原因
私はずっと不登校を続けながら考えていました。
ふつうの不登校は学校でいじめられたり、成績が悪かったりしてそれが原因でなるのに自分は交通事故が原因。それも信号無視の車にはねられたのに、、、不登校の原因は私にはどうにもできない事故やリハビリだったのになんでこんなめにあうんだろう???
半年間、悶々と不登校の原因の理不尽さを部屋で一人で考えてしました。その一方で、でもやっぱり学校へは行きたい、学びたいと思い勇気を出して教室へ行きました。
けど、半年も経っていたので周りのみんなは私を珍しい目で見ている気がして5分も教室にいられませんでした。
保健室登校でも通えて嬉しかった
その時に相談に乗ってくれた先生が無理に教室に来なくてもいい、教室が嫌ならば保健室でもいいからおいでと言ってくれました。
その日から私は教室ではなく保健室登校ですが学校に行く事ができ授業は受けられないけれど勉強する事ができとても嬉しかったです。
半年も家にいて外に出るのは怖かったけれど勇気を出して一歩出てみるとやっぱり外は気持ちがいいです。
毎日保健室登校をしていて保健室に来る子とも友達になれ3年生になる頃には教室で授業を受ける事もできるようになっていました。寂しくて悲しくて辛かった日からまた大好きな学校に大好きな友達と学べることがとても楽しくて嬉しかったです。もっと長い期間、不登校を続ける人がいることを思うと短い期間の不登校ですんだ気もしています。たくさんの不登校で悩んでいる人がまた学校に通えるようになると言いなと思っています。
原因に目を向けると不登校は治りにくい
原因とは過去の出来事です。確かに納得いかない、理不尽なことが原因で不登校になることがあります。100%理不尽な原因だったとしてもその過去の原因に目を向けている間は不登校が改善しません。過去は変えられないので原因ではなく、希望、目的に目を向ける必要があります。不登校は希望が見えると変わりはじめます。多くの方がなぜ不登校になったかの原因を知ろうとしますが、それよりも重要なのが何がしたいか?何が楽しみか?なのです。友だちとゲームをする。トランプをする。そして、勉強をする。それはとても楽しいことです。原因に縛られることをやめるとそれが見えてきます。