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摂食障害の自己肯定感

2016/08/18 体験談 実践心理学講座
この記事は約 3 分で読めます。
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細かったのに摂食障害

私は子供の頃から小さくて細めで、親類にも近所の方腹も必ず「ご飯食べてるの?」と聞かれるような子供でした。
それがあまりにも当たり前すぎたせいで、思春期を迎えて一気に健康的な(生まれつき運動しなくても筋肉があるタイプだった)どこもかしこもパンパンなような体型になった時には”あまり嫌じゃないけどなんか慣れないな…”と感じた程度だったのですが、段々と”昔の方がよかった””こんなのデブだ…私は背が小さいから普通くらいの体型ではデブになるんだ”と考えるようになり、毎日のご飯から炭水化物を抜き、甘い物は当然全面禁止にしました。
はじめは三キロ程減量出来て喜んでいたのですが、せっかくなら勿体ないからもっと続けようとダイエットし続け、数か月後には五キロ減ってしまいました。はじめた時が特別太っていたという訳ではないので段々と見た目にもやつれた感じが現れ始めました。
ここまで来れば家族や友人から気付かれ、注意され始めますが、もう完全に痩せる事に拘っているだけでセルフイメージも大幅に狂ってしまっている「摂食障害」の状態になってしまったのです。

憧れの選手ががんばっている姿

そんな頃にはもう全く人と会うのが嫌!という状態だったのですが、以前先行販売で当選していたチケットがあり、高価なものなので無視もできずサッカー日本代表の試合に行きました。思ったよりずっと広いスタジアムに頑張って応援する人々、憧れの選手が全力でプレーしている姿に自然と泣きそうになりました。
生きてて良かったと。帰ってご飯食べなくちゃ恥ずかしいと、心から思いました。

あるがままの自己肯定感

自分のありのままの姿を認められなくなってしまうとこんな風に摂食障害になってしまったり、無理なダイエットをしてしまいます。
欧米では、体重計が家にないのはご存知でしょうか。
スタイルがいい人の家ですら体重計がないこともあるそうです。それは、鏡を見ながら美しいプロポーションを目指しているからです。
日本は何キロやせることがいいのように数値化されたものでダイエットを競ってしまいます。そうするとどんどん自分の姿をみなくなっていき、数値こそが自分のようになってしまいます。
それでは、ますますありのままの自分をみなくなっていっていきます。まずは自分をちゃんと見てあげること、そのことこそがダイエットの始まりでもあり、自己肯定感を持つことのできる始まりでもあるのです。

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