生きていることに心から感謝!
心理カウンセラーとしての難しさ
心理カウンセラーは神様ではありません。
癌の宣告を受けた方の寿命を変えるような力は心理カウンセラーにはありません。
しかし、心を支え、残った人生を輝かせるサポートならば心理カウンセラーの仕事です。
神様と人間の狭間で絶望的になりすぎず、万能感を持たず、存在するのが心理カウンセラーなのかもしれません。
子宮頸がんの宣告
私は一昨年、43歳の時に子宮頸がんを宣告されました。
ステージも進んでいて4Bだったので、死を覚悟しました。死が現実に迫っていました。
その後、ひと月半ほど入院して、放射線と抗がん剤の治療をし、癌は消えましたが、今でも再発転移の恐怖に怯える日々を過ごしています。ステージ4Bの再発転移の確立が高いのはわかっているからです。
少し調子が悪いと落ち込みますし、3カ月に1度の定期健診が怖いような、でも、気になることがある時は待ち遠しいような。
再発告知された時が、本当の終わりだと思っているので、一日一日を大切に生きなければ、と思っています。
私にはふたりの息子と二匹の愛犬がいます。そして、シングルマザーです。
もし私に何かあったら、どうなってしまうんだろう?、そう考えると怖くて怖くてたまりません。でも子供たちの笑顔や愛犬のかわいらしさに癒され、生きていることのありがたさを常に痛感しています。
そして、親や兄弟、そして友人たちも、私に何かあったら、本当に悲しいし辛いと言ってくれるので、私が生きていることが、恩返しだったり、誰かの支えになっていたり、誰かを悲しませないということだと、生きなきゃいけないと心から思っています。
あなたが生きてくれているだけでいい
先日、かけがえのないものを話しているときに
「あなたが生きていてくれたから、今の私がある」という言葉を言ってくれた人がいました。
毎日毎日生きていることが誰かの希望になることがあるのです。
きっと、あなたも誰かにとってかけがえのない存在です。
そんなことをふと思い返してみると、少しだけ前向きになれると思います。