少年ジャンプの表紙がアイドルばっかりなのってどうして?
初めて買ったジャンプのドキドキ
子供も買う本なのに表紙がグラビアアイドルなのはどうしてだろう?と思ったことはありませんか?
私も小学生の時、初めてジャンプを買いに行ったときに表紙にジャンプと書いてあるのに表紙がセクシーだから、これは大人向けの本だと勘違いして、隣りにある別冊のVジャンプを買ったことがあります。(それから、しばらくVジャンプをずっと買ってました)
そんな風に実際に子供が目のやり場に困って買わないなんていうことが起きていながらも、男性が好きそうなジャンプや車の雑誌の近くには美人がいつもいます。
他にもサーキットにはレースクイーンがいたりと、正直、いてもいなくてもいいところに美人がつきまといます。
単純にそのほうが売れるからだと考えるかもしれませんが、ではなぜこの方が売れるのでしょうか?その秘密を紐解いていこうと思います。
美人と一緒にいる男性は優秀に見える
街中を美女と歩いている男性を見たとき、少しあの男は出来る人かな?と思ってしまいませんか?きっと大きな会社の人だとか、お金いっぱい持っている人だとか、何か人より優れている能力がありそうだと推察しています。
実際にそうなっているかどうかはともかく、そんな風に美人と一緒にいる人をいい評価してしまう心理をハロー効果といいます。
車業界では特に顕著で、車と一緒に美人を配置することによって車を引き立てること効果があります。最近では、男性の車への興味が薄くなってきているため、車はピンと来ない方もいるかもしれませんが、ゲームショーや展示会などにおいてもコンパニオンと呼ばれる人たちが今までよりもあちこちで見受けられるようになったことからも、このハロー効果を意識して上での施策が広まっているのでしょう。
いいもの+美女で連合の原理
ハロー効果があるから車をよく見せるのは納得いきますが、少年ジャンプの表紙がグラビアアイドルなのはまだ納得いきませんね。その答えが連合の原理にあります。
美人が載っているものとその中身がいいものに思えてしまうというハロー効果が働き、あたかも少年ジャンプが素晴らしい漫画に思えてしまうという錯覚が働いてしまうのです。
実は最近の少年誌は少年誌という名前がついていながら購買層は8割くらいが大人です。その傾向はどんどん強くなっていっています。そのため、売上をあげるという意味では大人向けの表紙にしたほうがよいというマーケティング的な事情もあります。
普段の生活でも生かせるハロー効果
このハロー効果をうまく活かすためにはなるべくイイモノの近くにいることがオススメです。スーツだけちょっといいものを着てみる、偉い人のちょっと後ろにくっついて行動してみるなどそんなちょっとした行動一つであなたは自分が考えている以上によく評価されていることが増えます。
あくまでも、この効果はその価値を分かる人にしか通用しないので、いいスーツを見たり、いい時計を見てもなんとも思わない人には効果は期待できないので注意してくださいね。