子どもを失望させるもの
「皆さんの入学を待っていました」
入学式で校長先生が担任の先生が先輩の挨拶がPTA会長が口を揃えて
「皆さんの入学を待っていました」とあいさつをします。
誰に言っていますか?
皆さんとは誰を指しているのでしょう?それを想像して挨拶をしていますか?残念ながらそれが「定型文」であることは1年生にも伝わってしまいます。その言葉を心静かに聞いているとそれは挨拶をしている人のために言っているんだなと感じます。
心がこもっていますか?
6年生の挨拶が最も心がこもっているように聞こえました。校長生成の挨拶が一番心がこもっていません。「いらっしゃいませ」という言葉に慣れてしまった店員さんみたいです。
小学校低学年から不登校になる生徒が年々増えています。
そして、「自分に価値がある」「自分が好きだ」と言える生徒の数が年々減っています。
今日はお母さんの参加者が多かったので自己肯定感を高める関わり方とそうではない関わり方の違いをお話ししました。多くのお母さんが目に涙を浮かべていたのが印象的でした。
参加者の声
- 講義を受けていて、今まで理解できなかった子どもの声にならない声が次々に理解できる自分に驚きました。涙が出てきました。
- これは夫婦で聞きたい講座だと感じました。妻を誘ってみます。
- 自分の人生が実はうまくいっているのではないかと思えました。
- 過去をぐるぐる考えてしまうのがよくないことはわかっていましたが構造を理解できたので今日から人生が変わりそうだなと思いました。
- 「死を考えている人に伝わる言葉」という考え方が響きました。私は伝わらない言葉ばかりで子どもと関わってきました。競争に勝つ方法を教えることはできたかもしれませんが、人生や幸せについて教えてこなかったんだなと気づきました。
- 今まで自分は子どもが変われば良いと思って子どもと関わってきました。でも、今日からは自分が変わろうと思えるようになりました。それが子どもの未来につながっていることを実感したからです。