人生が幸せになるちょっとした秘訣

2016/11/10 実践心理学講座心理学の学校
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いいところと悪いところのどちらが目につきますか？

いろんな人と接する中で相手のいいところと悪いところどちらが目につきますか？試しに、今日一日会った人、テレビで見た人のいいところを考えてみてください。目安はだいたい5個です。

どうでしたか？テレビに出ている人であれば美人、かっこいい、おもしろいこと言えるなどいくつか簡単に言えるかもしれませんが、普通に接している人では少し難しいかもしれませんね。

では反対に、身の回りに人の悪いところばっかり話題にしている人はいませんか？○○さんのこういうとこが気に入らない、だらしない、そんなことばっかり言っている人もいますよね。

そんな人と接していると、そんな風に人の悪いところに自然と目がいくようになっていきます。そうではなくても、心からいい気分になるのは難しいのではないでしょうか？

もしかしたら、自分のことを影で悪く言っているかもしれないし、そんな気持ちを抱えながらそんな人と関わっているのは少しつらいことです。

実はほとんどの人がなかなか人のいいところを見つけられません。人のいいところをスラスラいくつも言える人というのはとても人を見る力がありますし、幸せになれる力を持っています。

人は聞いている言葉をすべて自分のこととして聞いている

人は相手にかけている言葉と自分にかけている言葉を実は区別できていません。事実として、違うと認識してはいますが、脳の反応としてはその2つには処理に差はありません。つまり、人の悪口をずっと言っている人は、自分自身にずっと悪口を言い続けているようなものなのです。

そうなってしまうともう悪循環です。話せば人の悪いところに目が行くし、その悪口はすべて自分に向けられている諸刃の剣です。

実は悪いことが自分に返ってくるのと同じで、いいことというのもすべて自分に返ってきます。

人のことを心から褒めていると少し自分も嬉しい気分になってきた経験はありませんか？あのときの感覚と同じで、人のことを褒めているように見えても、実際は相手にも自分にもいい効果があるのです。

ここまで来れば話は簡単ですね。

人の悪いところを話すのではなく、人のいいところを話せばいいんだ！

それだけで人生はだいぶ楽になることでしょう。まわりに心から幸せそうな人を見てください。あるいは、いろんな人にちゃんと慕われている人を見てください。ところどころで相手のいいところを見つけて、相手を褒めてあげています。ところが、少し恐怖政治のような慕われ方をしている人というのは、ほぼ権力関係のようなもので結ばれていて、心からの幸せかと聞かれると幸せそうには見えません。

さて、最初にしていただいた通り人のいいところを見つけるというのは、実は簡単なことではありません。

もうこれは意識するしかありません。しばらくはトランプ新大統領の悪い話がいろいろなところで聞かれるでしょう。政治家は特に悪いところばかりがメディアで取り上げられます。

例えば、そんな悪そうに見える政治家さんのいいところを少しでも見つけてみるのです。

少なくとも一国や街を任せられるくらいの人望はあるのです。そんな人のいいところを毎日一つでも見つけてみてはいかがでしょうか？実は脳というのは簡単にできていて、少し意識すると人のいいところを一生懸命探そうとするあまり、意識していないもののいいところまで見えてくるものです。

ひょっとしたら、いつもは意識してなかった道路の街路樹、思いがけずあると便利な手すりそんな風に街にいいところはたくさんあふれています。そんな風に一つ一つ、いろんな人のいいところを見つけて声に出していけばおのずとあなたはいろんな人に愛される幸せな人生を送ることが出来るでしょう。