【傾聴】休職中の過ごし方のポイント　第三の選択と葛藤の出口

2015/04/21 心理学の学校（その他の講義・記事）心理学の学校
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復帰の目処は？

休職中に会社から「・・でいつ復帰できそう？」と聞かれると多くの方は困ってしまいます。いつうつ病やパニック障害などの問題が解消するかは本人にもわからないからです。

「心理」が理解できない人ほど計画、手順のような事を言いますが、「手順通りに行くなら苦労しない」というのが悩んでいる人の実感です。３ヶ月計画を立てて、順調に回復していっていて、産業医との面談「よし、じゃ、来月から復帰しましょう」と決まってからの一ヶ月間で調子が悪くなる事は良くある事です。

第三の選択肢と復帰の目処

会社に行っているときが（ＯＮ）で家にいるときが（ＯＦＦ）だとして、休職中が（ＯＦＦ）だという風に考えたら、職場復帰後は（ＯＮ）の時間が増えていくので家で期を抜いて（ＯＦＦ）になれません。

休職中にするべきなのは別の（ＯＮ）です。遊びでも農業でも老後の準備でも個人事業でも良いですが、別のコミュニティにいて別の（ＯＮ）があることで会社の（ＯＮ）に対抗する事ができます。復帰の目処はその別の居場所作りにどれくらいかけたいか？どれくらいしっかり自分の居場所を探し、根を張りたいかによります。そして、３ヶ月と決めたならば、３ヶ月間は闘病ではなく、新規開拓のつもりで動き始めると自ずと良い結果につながります。答は葛藤の外の第三の選択肢にあるのです。