名詞を使うとNLPのアイデンティティ
NLPにおけるアイデンティティと名詞の関係性
カウンセリングの技術を持っているとどんな良いことがありますか?
これは私にはカウンセリングと言うスキルが備わっているという意味になります。NLPのニューロロジカルレベルでいうと能力レベルでカウンセリングができると言っているに過ぎません。このスキルがあるという事実は信念にやや影響を及ぼしますがアイデンティティを覆すようなものではなく、単にカウンセリングと言う道具を持っていることを意味します。
カウンセラーであることの良いことは何ですか?
一方でこの問いかけは私の存在を示す言葉がカウンセラーであるということになります。カウンセラーという単語は人をさしますからある意味ではアイデンティティを示す言葉でもあります。カウンセラーであることの、、と言われた時点でその人の存在はカウンセラーであり、その配下にある信念も当然、カウンセラーらしいものが想起されます。アイデンティティに相当する単語を使われるだけでその人の存在という意味での意識が変わります。
名詞を使うとアイデンティティ
動詞を使って、「カウンセリング技術を使う」と言うと能力レベルの表現になる一方で名詞を使うと「カウンセラーである」と存在を示す言い方に変化します。人は「カウンセラー」「教師」「部長」のように人物を示す肩書きを与えられるとそれらしい存在になろうとします。しかしその違いは動詞を名詞にしただけでおきるのです。