問題を解決する為には解決志向アプローチが必須!
3つの欠点とは…?
多くの人は問題を発見して、それを改善しようとします。しかしそのアプローチには3つの欠点があります。
1)狭い視野のままでの問題解決は解決にならない
例えば、子供の不登校が問題だと思っているお母さんは家と学校を視野に学校に行かせることをゴールに考えます。これではパズルが解けません。どんな大人と接したら子供が変わるか?子供は30歳の頃どうなっていたら良いのか?全く別人のような生き方のモデルはないのか?今の学校の枠組みの中で生きていくしか選択肢が本当にないのか?など視野を広げれば見えてくることがたくさんあります。実際に多くの子供は学校以外の何かに熱中したのちに学校に通えるようになります。
2)問題を見れば見るほど悪化する
なぜ問題になったのだろうかと考えるほど頭の中に占める問題の割合が大きくなり、問題が世界中に広がっているかのように見えます。つまり、問題に注目するほど症状を悪化させてしまうのです。多くの「心」という看板をあげている人たちは悩みをほじくり返し、症状を悪化させていること気づいてすらいません。
3)問題が解決しても幸せにならない
風邪をひいて、熱があるなら、平熱に戻るのがゴールかもしれません。しかし、心に関する問題は解消しても幸せにはなりません。ただ、苦痛がなくなるだけです。苦しくない。辛くないけれどやる気も出ない。それがゴールで良いのでしょうか?プラスマイナス0は悩み解消のゴール設定としては50点なのです。
ベテランのカウンセラーは問題の解消の先にある幸せに焦点を当てます。そして、幸せになることが自然と問題解決になるようにするのです。不登校を解消するよりも自分が行きたい専門学校に入学することの方がやる気が出るものです。そして、専門学校に入学できるということは不登校は自然に解消しているということになります。これを解決志向アプローチと呼びます。
参加者の声
- 喜ばしかった事はたくさんの方のエピソードを聞くこと。いろんな思いがあって、いろんな信念があって面白いです。
- 他のメンバーさんとの話を通して、色々なことを学ばせて頂きました。人間一人では生きていけないのだという事を知りました。
- ただ、だからと言っていい加減な気持ちでいらしたんじゃないなと思い、この場がとても大切な場だと気付きがありました。