大量服薬で元気になりました
オーバードーズで入院
以前、フラッシュバックがひどく、フラッシュバックした出来事や記憶を忘れたくて精神安定剤を大量に服薬したことがありました。
意図的に大量服薬をしたわけではなく、私自身は少し強い作用の薬を2錠ほど服薬しただけでしたが、副作用が出たらしく、誰かに発見されるまでに約10錠服薬していました。
発見された後に危険な状態だと判断されたらしく、すぐ通院している病院へ運ばれ、点滴で薬の作用を弱められ、その後は自宅療養をしていました。
実はその間の記憶が全くなく、大量服薬をしてから次の記憶は自宅のベッドで目が覚めた記憶でした。
そのため、自分がどうして自宅のベッドにいるのかすら理解できていませんでした。
大量服薬をしたことは覚えていたので、死んでいなかったことに少しがっかりしてしまいましたが、それよりも「生きていて良かった」という思いが強かったです。
死にかけたからこそわかる生きているよさ
病院へ運ばれていなかったらそのまま死んでいたかもしれないと思うとぞっとしました。
それまでの私は死にたいという思いが半分、生きたいという思いが半分でしたが、フラッシュバックを体験したことにより死にたいという思いが強くなっていたと思います。
しかし、実際に死にかけて生還すると死ぬことが怖かった、生きていて良かったと思いました。
この出来事以来、死にたいという思いが強くなった時にこのことを思い出してギリギリのところで踏ん張ることができるようになりました。
生きることによって辛いことや悲しいことももちろん体験しますが、死んでしまっては体験できないことだと感じることができるようになりました。
ひどいうつ病からの回復
ひどいうつ病というのは死んでしまおうという意識すら芽生えず、この方のようにつらいことから逃げるような行動をした結果が死を選んでいたということが少なくはないようです。
死を選んでしまうこと自体を肯定はできません。
しかし、一度、思いっきりなにかを踏み込んでみるという勇気は回復への第一歩ともいえるのです。
入院するくらいの経験をしたからこそ、生きていてよかった、これから生きていこうと思えたのだと思います。
これはひどい病気に限った話ではありません。まだまだ元気になる余地のある方、むしろ元気な方でさえ、
踏み込む勇気というのは生きることが楽しくなる秘訣の一つです。
まずは一歩、実践心理学講座に踏み込んでみると、毎日が楽しくなるような秘訣をたくさん見つけられますよ