夢の国の力
旦那の転職で一気に貧乏に
昔はそうでもなかったのですが、結婚して数年経ったころ旦那が会社を突然辞めて、一気に貧乏になりました。
旦那は再就職しましたが給料は激減し、私もパートに出ましたが、お金は働いても働いてもすぐに生活費に消え、先のことを考えると暗い気持ちでいっぱいでした。
ワクワクさせてくれる場所
でも、夏休みくらい子供をどこかに連れて行ってやりたいと思い、いつもは近所の公園が精一杯ですが、このときはチマチマ貯めたお金で旦那と子供と3人で思い切ってディズニーランドへ行きました。
ご飯もディズニーランドのレストランで食べると高いのでおにぎりを持ち込みして食べたりしてなんとか工夫し、あまりお金を使わずに楽しむように頑張りました。こんな所に来てまでケチケチしたくないなと思ったのですが、乗り物に乗ってはしゃぐ我が子を見たときに、やっぱり無理してでも連れてきてよかったなと思いました。
私も昔から遊園地やテーマパークが大好きだったので、子供と一緒に楽しむうちに、暗い気持ちが晴れていき、「ここにこうして家族で来られてほんとに良かったな。生きていたから来られたんだな。生きてて良かったな。生きてるとこんな良いこともあるんだな。」と思いました。
ディズニーランドはその雰囲気の中にいるだけでワクワクさせてくれて、日頃の嫌なことを忘れさせてくれる、まさに「夢の国」だなと思いました。
楽しい体験というのは、明日を生きる活力につながると思います。ちょっと暗い気分でも、無理にでも楽しいことをすると、気持ちが前向きになっていくんだなと思いました。またいつか、家族で旅行に行くことを目標に毎日を頑張っています。
うつ病を抜けるには今を見よう
夢の国にいっても楽しめる気がしない。行きたいけれどなにかがあって行けない。
かくいう私もあの夢の国はそこまで好きではありません。
しかし、あそこには今が見れるようになる仕組みがたくさんあります。
普段見ることない映画の中のような世界の建物やおいしそうなポップコーンのにおい
周りを見ながら歩いていても足を躓かないようにされている段差のない足もと
うつ病や悩みがある人はずっと昔のことと先のことを考えて、気分がふさぎがちになっていきます。
そのグルグル思考に刺激を与えられるのは「今」という圧倒的な刺激です。
悩む暇がなければ悩めないのです。
気晴らしと呼ばれる活動というのは、主に、今を見る行動です。
気晴らしで過去の過ちを悔いて、先の行いを制御する人はそうはいないはずです。
つらいことがあればあるほど、「今」を見ましょう。その手段はなんでもいいのです。普段は行かない道にいったり、夢の国にいったりすればいいのです。少しずつの積み重ねで具合が悪くなっていくように、少しずつの積み重ねで気分は晴れていきます。
その第一歩が実践心理学講座であれば、幸いです。