寝ているだけでも頑張っている
目に見えない葛藤
「今日は1日寝てしまった」
そんな風に思うと落ち込んでしまうものです。
特にこころが落ちている時には1日だらだらと寝てしまうこともあります。
でも、寝ているだけが精一杯の日があります。
振り返ってみてください。
頑張れば起きられたのに起きなかったのではなく、起きられなかったのではないでしょうか?
身体的には起きられると思っても、
心がついてこなかったのではないでしょうか?
「それでも起きなきゃ」
と思いながら
「でも、だるいな」
という葛藤を繰り返して、一生懸命にもがいていたかもしれません。
私たちは生き物
機械ならそんな風に論理的に動くかもしれませんが、幸運にも私たちは生き物なのです。調子が良い日もあれば悪い日もあります。どんなに責められても、どんなに論理的に正しい「約束」や「契約」を突きつけられても無理なモノは無理なのです。
こころの声を素直に聞く
こころは時として、論理的には動いてくれません。
「今日はヤダ!お休みしたい!!」
と駄々をこねます。私もうつ病の時には8年間にわたって、そんな状況が続きました。
家族には
「いつになったら動くんだ?」
と言われながらも寝ているだけが精一杯の日々が続きました。でも、だからこそ今、元気にこうして活動することができています。今できる精一杯を繰り返していくのが人生です。そして、それは活発に動き回るだけではありません。
もし、今調子が悪い人がいたら、その人なりの最善を頑張れば良いのです。
寝返りが打てない日もそれはそれで最善なのではないでしょうか?